～空き家対策としての社宅再生～ 休眠社宅を若者向けのシェアハウスにバリューアップ

～空き家対策としての社宅再生～
休眠社宅を若者向けのシェアハウスにバリューアップ

　トーセイ株式会社（本社：東京都港区 代表取締役社長 山口誠一郎 証券コード：8923）は、シェアハウス運営会社である株式会社シェアスタイルと共同で、神奈川県青葉区に所在する全戸空室の社宅をシェアハウスにバリューアップさせ、リーシングを開始しましたのでお知らせいたします。

社宅活用の背景

　近年、企業の社宅や社員寮の需要は縮小傾向にあり、企業が手放すケースが多く見られます。財団法人労務行政研究所によると、バブル好況や超求人難で各社が福利厚生施設の充実を図っていた1990年頃は、全国の上場企業等の社宅保有率は7割まで増加。しかし、バブル崩壊以降の景気低迷を経て、2008年には既に半減しています。更に、昨今は老朽化による維持コストの増加や福利厚生へのニーズの変化により、大手企業でも社宅を手放す傾向が続いており、今後も休眠社宅の活用が求められています。

休眠社宅をオシャレな「シェアハウス」に再生

　当社の社宅再生の4弾目となる「ARDEN藤が丘」は、渋谷まで30分圏内の東急田園都市線「藤が丘」駅から徒歩8分に所在しています。物件購入後、当社がシェアハウス運営会社の「株式会社シェアスタイル（※）」に企画、運営を委託して、シェアハウスへバリューアップ。スタイリッシュな共用スペースと落ち着きのある個室スペースを兼ね揃え、トレンドへの感度の高い若者を狙ったフォトジェニックな空間デザインに仕上げています。

「ARDEN藤が丘」の特徴

3種類の共用スペースを完備。定期的に交流イベントも開催されます。

　最上階の3階には、ホームパーティーなどを開催できる「ラウンジ」、読書や勉強など静かに過ごす「ライブラリー」、機能性の高い「ダイニングキッチン」の３つの共用施設をご用意。入居者同士の交流を目的としたイベントが定期的に開催され、コミュニティ形成の場として活用できます。また、英会話学習プログラムを導入しており、定期開催される英会話教室を通じて日常生活で英語学習をする事が出来ます。外国人の受け入れも行っており、入居者同士の異文化交流の場としても機能します。

専有部には充実の収納スペース

　本物件の個室は収納スペースが多い点が特徴です。日常品だけでなく、書籍や楽器、スポーツ用品など荷物の多い入居者でも、収納スペースに困ることなく快適に生活することができます。

バリューアップ内容

ラウンジ

　元々大浴場のあったスペースを活かして、小上がりの学習スペースを設けられています。入居者同士の交流会の１つとして月に4回、英会話教室や交流イベントが開かれます。

 

キッチン

　大人数で料理できる広さのファミリータイプのカウンターキッチンに改良。大きな個別食品庫も設置して機能性を重視しています。

専有部

　畳をシックな木目調のタイルに張替え、より快適に過ごせるように冷蔵庫やベッド、机など基本的な家具をご用意しています。

物件概要

これまでのトーセイの社宅再生実績

　当社の社宅再生の目的は、物件の魅力を高めて資産価値を向上させることはもちろん、深刻化する空き家や空室問題の対策でもあります。空き家問題の主な原因は、少子高齢化による人口減少ですが、中古物件の魅力が弱いことも要因の一つと考えられます。中古物件でも、その土地や時代のニーズに合ったバリューアップを施すことで、既存建物が魅力的な住まいへ再生することが可能です。更には、バリューアップした物件の住民同士や地域住民が生活していく中で、新たなコミュニティ形成が行われ、地域活性化に繋がることも期待しています。

• ～空き家対策としての社宅再生～ 休眠社宅を若者向けのシェアハウスにバリューアップ （PDF：861KB）