気候変動

気候変動問題に関する考え方

トーセイグループは、持続可能な社会の実現に向けて、環境問題の重要性を強く認識し、環境への負荷低減および、資源循環、気候変動リスク対策への取り組みを推進します。昨今の地球環境をとりまく状況の変化、温暖化ガス排出削減など、喫緊の課題に鑑み、不動産事業会社として果たすべき企業の責任を重く受け止め、環境への取り組みを強化します。また、パリ協定をはじめとする気候変動に関する各国間の合意や政府目標の重要性を認識したうえで支持し、当社グループの環境ポリシーに基づき、省エネルギーに資する施策などの気候変動への適応策を積極的に導入し、低炭素社会の形成に寄与します。

気候変動関連の推進体制

管理・監督機関

取締役会

審議機関

サステナビリティ委員会

所管役員

平野 昇(取締役専務執行役員 管理部門統括)

担当部門

経営管理部

TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言への賛同

当社は「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言」への賛同を表明するとともに、国内賛同企業による組織である「TCFDコンソーシアム」に加入しています。TCFD提言に基づいて気候変動が事業にもたらすリスクと機会を分析し、より一層の情報開示の充実に努めます。

目標・達成状況

気候変動への取り組みを推進するにあたり、以下の削減目標を設定しています。基準年は2018年と定め、長期目標は2023年までとしています。

 省エネルギー・温室効果ガス排出削減目標
長期目標 エネルギー使用原単位・温室効果ガス(GHG)排出原単位を5年間でそれぞれ5%削減
短期目標 エネルギー使用原単位・温室効果ガス排出原単位を1年間でそれぞれ1%削減
対象物件

当社保有の固定資産

取り組み

持続する価値の創造 ~3つのValue Up Code~

新築およびバリューアップの商品企画時には、物件の特性に合わせて環境配慮型設備の採用を検討し、省エネルギー、省資源などさまざまな観点から環境商品を積極的に導入しています。

特に中古不動産を取得後にバリューアップを行う際は、「Security 安心&安全」、「Design 洗練&快適」、「Eco friendlyサステナブル&エコロジー」からなる「3つのValue Up Code」を踏まえ、持続可能な省エネ、省コスト、省資源につながる設備仕様の採用を検討しています。

不動産再生ビジネスによるCO2排出量削減

当社の不動産再生は、既存不動産を活かすことで資源の保全につながり、CO2排出量削減にも貢献しています。例えば、既存建物を建て替えずに100年活用することで、Scrap and Buildモデルと比較してTOSEI Value - Upモデルは工事で発生するCO2排出量を約54%も削減できます。(当社試算による)

前提条件

新築したオフィスビル(延床面積10,000㎡、鉄骨鉄筋コンクリート造)を100年間(*1)維持することを想定

TOSEI Value – Up モデル

・10年ごとに修繕工事(計8回)、30~40年に1回 長寿命化工事(計2回)実施

・長寿命化工事とは、空調や水回り、エレベーターの整備、節水トイレ設置等を想定した大規模修繕工事

Scrap and Build モデル

・10年ごとに修繕工事(計9回)、30~40年に1回 既存建物を解体し、同様の建物を新築(計2回)

(*1) 100年間までの躯体延命にあたっては、躯体の中性化診断とその処置が対応できているものとする
   また、中性化診断とその処置に係る工事のCO2排出量は考慮していない

中古オフィスビルのLED工事を推進

2019年に設定した削減目標を達成するべく、当社が保有する固定資産へのLED照明の導入を推進しています。これまでに、中古オフィス4物件と中古物流倉庫においてLED照明工事を実施し、平均約20~30%電気使用量を削減しました。電気使用量とコストの削減の他、照度の改善やメンテナンスの手間が省けることからテナント満足度向上も期待されます。

淡路町トーセイビル
新橋フロンティアビル
新田一丁目倉庫
虎ノ門トーセイビル
四谷トーセイビル

耐震・環境不動産形成促進事業に参画

第3号案件のスキ―ム図

トーセイ・アセット・アドバイザーズは、2013年に国土交通省と環境省が推進する耐震・環境不動産形成促進事業において、一般社団法人環境不動産普及促進機構(Re-Seed機構)が運営する第1号案件のファンド・マネージャーに選定されました。さらに、2014年、2017年にも、新ファンドを組成しました。

開発物件における省エネの取り組み

当社グループの開発物件では、温室効果ガス削減や省エネルギーに資する設備・資材を積極的に採用しています。今後もこれらの取り組みを継続し、高い省エネ性能と快適性を兼ね備えた居住環境を提供してまいります。

主な環境配慮型設備導入実績

  • 省エネ型給湯器(エコジョーズ・エネファーム)
  • 複層ガラス
  • LED照明、人感センサー照明
  • 高断熱設計(断熱等性能等級4相当) 
  • 高断熱サッシ
  • 太陽光発電システム
  • 雨水利用設備(雨水タンク、保水性インターロッキング)
  • 節水型水栓、節水トイレ
  • リサイクル素材
  • 屋上緑化・屋上菜園・庭園
  • 電気自動車充電設備
  • カーシェアリング・レンタサイクル

ネットゼロエネルギーハウス(ZEH)開発

コモド・カーサ 東玉川学園


トーセイグループは、 ZEH(ネットゼロエネルギーハウス)基準を満たす住宅の開発にも取り組んでおり、2020年12月~2021年11月は13棟のZEHを供給しました。太陽光発電や省エネ・節水設備、IOTをはじめとする最先端の住宅設備・システムを導入した商品開発を行っています。今後もZEHの普及拡大を通して、CO2削減に貢献してまいります。

太陽光発電
高性能断熱材
エネルギー計測器

グリーンリースの取り組み

当社は保有物件の省エネルギー推進のため、ビルに入居されるテナントと協働して省エネに取り組んでいます。保有ビルに入居するテナントに対し、ビルの管理運営体制や設備等に関するアンケートを定期的に実施し、ニーズの把握に努めています。また、全館LED工事を実施したビルのテナントを中心に、ビルの運用面において様々な省エネ活動にオーナーと協働して取り組む意向を確認する運用改善のグリーンリースを実施しているほか、一部物件では省エネ設備導入による節電メリットをオーナーに還元する経済的なグリーンリースにも取り組んでいます。このほか、省エネルギー活動のポイントやビルの水光熱使用量推移を示したサステナビリティ・ガイドの配布、省エネ・省資源を呼びかけるポスターの掲示などを通じて、ビル利用者の省エネ意識向上とエネルギー使用量の抑制に努めています。

  省エネ推進ポスター
     サステナビリティ・ガイド

社内の省資源、省エネルギーに向けた取り組み

社内のITインフラを整備することで、会議資料や決裁書等のペーパレス化が進んでいます。その他、エアコンに頼らず、扇風機やハロゲンヒーターも併用するなど、地道な活動を継続しています。また、節水トイレや人感センサー照明など、省資源、省エネにつながる設備も積極的に導入しています。省資源、省エネの推進については、年間を通じた継続的な取り組みが重要と考え、社員一人ひとりが実施できる身近なエコ活動を引き続き啓発、実施してまいります。