方針・体制

環境に関する考え方・ビジョン

トーセイグループは、昨今の地球環境をとりまく状況の変化、温室効果ガス排出削減など、喫緊の課題に鑑み、不動産事業会社として果たすべき企業の責任を重く受け止めています。環境への取り組みを強化すべく、2009年4月に「トーセイグループエコ宣言」「エコミッション」を制定し、2022年3月にはそれらを発展させた「トーセイグループ環境ポリシー」を取締役会決議により制定しました。

トーセイグループ 環境ポリシー

トーセイグループは、環境ポリシーとして以下の5項目を定め、あらゆる企業活動において環境への取り組みを推進します。

1. 低炭素社会の形成に向けた取り組みの推進
省エネルギーに資する施策を積極的に導入し、エネルギー使用量や温室効果ガス排出量を削減することで、低炭素社会の形成に寄与します。


2. 循環型社会の形成に向けた取り組みの推進
環境汚染の防止およびリデュース・リユース・リサイクルをはじめとする省資源を推進し、水使用量や廃棄物排出量の削減に努め、環境負荷の低減と循環型社会の形成に寄与します。


3. 環境との共生を意識した取り組みの推進
生物多様性に配慮し、自然と調和した都市環境を創出することで、豊かで持続可能な社会の形成に貢献します。


4. 環境法規制の遵守・環境保全意識の向上
環境法令・規則を遵守するとともに、環境教育・啓発活動を実施し、グループ社員の環境保全に対する意識向上を図ります。


5. 環境コミュニケーションの推進
広く社会に向けて環境への取り組み状況等を開示し、さまざまなステークホルダーとの対話に努めます。

環境推進体制

サステナビリティ委員会

当社グループは、サステナビリティ委員会を設置し、ESGに関する方針や活動計画の審議、決定などを行っています。同委員会は、執行役員社長が任命するサステナビリティ推進責任者(取締役専務執行役員 平野 昇)を委員長として、そのサステナビリティ推進責任者が指名する者にて構成されています。審議した内容は定期的に取締役会に報告し、取締役による監督・指示のもと、各関連部署と連携することで事業活動に反映しています。環境分野においては、環境法令等への対応、TCFD対応や保有不動産の省エネルギー推進、第三者評価の取得など環境ポリシーに基づくあらゆる施策に関する審議や進捗管理、指示等を行っています。

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環境マネジメント

当社では保有資産を通じて生じる環境への影響を把握した上で、負の影響を軽減すべく、サステナビリティ委員会の指示、監督のもと、独自のPDCAサイクルを通じた改善に取り組んでいます。

PLAN:計画

  • 保有資産のエネルギー使用量、GHG排出量、水使用量等の把握及び削減目標の策定
  • 全館LED改修工事による省エネ化推進計画の策定
  • テナント協働の省エネ対策に向けた啓発活動計画の策定

DO:実行

  • 全館LED工事等の高効率設備導入工事の実施
  • 再生可能エネルギーの導入
  • サステナビリティガイド、テナントアンケート等を通じた省エネ啓発活動、協力依頼

CHECK:確認

  • エネルギーモニタリング、LED改修効果測定
  • テナントアンケート集計、PMBM共有

ACTION:改善

  • サステナビリティ委員会にて効果測定検証やテナントアンケート結果等を審議し、改善施策検討
  • 次年度改修工事計画、啓発活動計画等に反映
  • ISO14001等のEMSは現在導入しておりません