資産の取得ならびに売却に関するお知らせ（新宿6丁目ビル）

都心のオフィス立地で新たな収益アセットを創出

　本日取得したオフィスビルは、不動産ファンドが保有、運用していた物件の出口戦略に際して、当社が当該物件を信託受益権（土地ならびに建物）として取得したものです。当社は当該物件の取得と同時に、建物部分の信託を解除して借地権付の現物不動産とし、土地部分は信託受益権を維持したまま底地に分割いたしました。

この分割によって、土地建物一体のアセットから、土地部分、建物部分2つの収益アセットを創出することができました。当社は借地権付建物を保有し、底地については本日付でケネディクス・オフィス投資法人に売却いたしました。
本取引は、底地と借地権付建物というリスク・リターンの異なる商品性を設定できたことが意義深いと考えております。リーシング力に強みを持つ当社が、高稼働を維持することで地代を支払いながらも高い利回りを享受する建物を保有し、ケネディクス・オフィス投資法人が長期的に安定的な収益を生む底地を運用することで、互いのニーズとメリットを合致させることができました。なお、本取引において当社が取得した物件の利回りは約10％超（満室想定）というハイリターン設計を実現いたしました。

不動産と金融のプロフェッショナルとして投資手法を多様化

不動産投資市場の回復が鮮明となり、都心において中大型の収益不動産は案件不足も顕著となっております。また、不動産価格の上昇に伴って利回りも低下傾向にある中、投資適格案件を創出するためには当社が主力事業の一環として行っている不動産の再生・バリューアップに加えて、新たな投資手法の開拓も重要であると考えております。当社は、本取引をはじめ不動産の取得、売却等におけるさまざまな局面において、お取引先様やお客様とWIN-WINの関係となる案件に取り組めるよう努めてまいります。

本取引のスキーム概要