サステナビリティファイナンス
サステナビリティ・リンク・ローン
サステナビリティ・リンク・ローン・フレームワーク
当社グループは、2024年12月にサステナビリティ・リンク・ローン・フレームワーク(以下、本フレームワーク)を策定しました。本フレームワークでは、サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPTs)として、2030年度までのScope1,2削減目標を掲げています。また、本フレームワークは、株式会社格付投資情報センター(以下、R&I社)より、「サステナビリティ・リンク・ローン原則(2023)」および「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン(2024)」における「サステナビリティ・リンク・ローンに期待される事項」に適合しているとのセカンドオピニオンを取得しています。
フレームワーク概要
KPI |
Scope1,2削減率(2022年度比) |
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SPTs※ |
2030年度までにScope1,2を50%削減する(2022年度比)。 |
ローンの特性 |
利率のステップ・ダウン(SPT達成状況に応じて利率が変動) |
レポーティング |
サステナビリティ・リンク・ローンが返済されるまでの期間、年次のKPI実績について、貸付人への報告書提出および当社ホームページへの開示を行う。但し、貸付人が報告書の提出を不要とする場合はホームページへの開示のみとする。 |
検証 |
年次で独立した外部機関から検証を受け、検証結果について当社ホームページに開示する。 |
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※Sustainability Performance Targetsの略。環境・社会課題の解決に向けたサステナビリティ活動に関する目標。
セカンドオピニオン
R&I社より取得したセカンドオピニオンは下記ボタンよりご参照ください。
取り組み実績
- 株式会社三菱UFJ銀行とのサステナビリティ・リンク・ローン契約締結のお知らせ(2025/2/5)
- 株式会社きらぼし銀行とのサステナビリティ・リンク・ローン契約締結のお知らせ(2025/2/28)
- 株式会社三菱UFJ銀行とのサステナビリティ・リンク・ローン契約締結のお知らせ(2025/3/31)
- 農林中央金庫とのサステナビリティ・リンク・ローン契約締結のお知らせ(2025/4/25)
グリーンローン
当社グループでは、グリーンプロジェクトを資金使途とした借入に対して評価をうける、グリーンローンの活用にも積極的に取り組んでおります。2021年には物流施設建設に係るあおぞら銀行からの借入金について、日本格付研究所(JCR)よりJCRグリーンローン評価の「Green 1」を取得しています。
項目 |
内容 |
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充当物件 |
T's Logi青梅(売却済) |
貸付人 |
あおぞら銀行 |
借入総額 |
5,800百万円 |
調達時期 |
2021年7月30日 |
償還時期 |
2025年6月30日 ※1 |
資金使途 |
物流施設開発のための建設資金等 |
第三者評価 |
JCR Green1 ※2 |
充当状況 |
全額充当済 |
環境改善効果 |
BELS5つ星評価(2022年10月取得) |
2023年12月31日時点
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※1本借入金は物件売却により2023年12月8日に返済しました。
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※2日本格付研究所(JCR)よりJCRグリーンローン評価で最上位となる「Green1」を取得しました。
グリーンボンド
トーセイ・リート投資法人では、2021年に「グリーンファイナンス・フレームワーク」を定め、JCRより最高評価の「Green 1(F)」を取得し、グリーンボンドを発行しました。同投資法人はグリーンファイナンスによる資金調達を通じて、ESGへの取り組みを一層強化するとともに、ESG投資に関心を持つ投資家層の拡大を通じた資金調達基盤の強化を目指しています。
その他ESGローン
不動産再生・開発事業における金融機関からの資金調達に際し、銀行が「ESGに配慮した経営を行う企業」を評価する融資制度を活用しています。北陸銀行の環境評価融資制度「エコリード・マスター」では、2010年以降、計13回「Sランク」評価を取得し、金利優遇を受けました。融資制度の環境ランク評価においては、"環境に配慮した事業活動"や"ESGを意識した取り組み"をグループ全体で推進している点を評価いただきました。そのほか、2021年には三井住友銀行の「ESG/SDGs評価型融資」で、「良好なESG・SDGsの取り組みと情報開示を実施している」として「Aランク」を取得しました。