トーセイグループの不動産DX部門を担う新会社 「トーセイ・プロップテック株式会社」設立決定に関するお知らせ

　トーセイ株式会社（本社：東京都港区　代表取締役社長　山口誠一郎　証券コード：8923、以下当社）は、本日開催の取締役会において、当社グループの不動産DX部門を担う新会社「トーセイ・プロップテック株式会社」を設立することを決議いたしましたのでお知らせいたします。

当社グループのDX（デジタルトランスフォーメーション）の取り組み

　当社グループは、中期経営計画「Infinite Potential2023」において、「あらゆる不動産シーンにおいて、グループの無限大の成長と可能性を追求し、総合不動産会社としての新たなステージを目指す」という大方針のもと、成長戦略として「DX による既存事業拡充と新たな収益モデルの創出」を掲げ、デジタル技術の応用によるビジネスの変革と、ITを活用した業務プロセスの見直しを通じた事業規模拡大、収益性向上を目指しています。

　デジタル技術を応用した新規事業として、2020年より不動産クラウドファンディング事業を開始し、既に6号ファンドを数えるに至っております。同事業では当社が得意とする東京圏の収益不動産にオンラインで1万円から投資できるサービスを提供しています。また、グループ会社であるトーセイ・アセット・アドバイザーズ株式会社は、国内不動産を裏付けとしたセキュリティ・トークン（以下ST）を発行し、同STは2021年の第1号ファンド、2023年の第2号ファンドともにシンガポールのデジタル証券プラットフォーム「ADDX」へ上場しております。

新会社「トーセイ・プロップテック株式会社」について

　当社グループでは、不動産再生事業、不動産ファンド・コンサルティング事業等にDXを融合することで、日本の不動産への投資機会の多様化とグローバル化に寄与する新たな事業領域の拡大に挑戦してまいりました。今般、クラウドファンディング事業やST事業に加え、区分マンション等の売買事業においてデジタル技術を活用したマーケティング強化、販売手法の多様化を図るべく、これら3つの事業領域を主業とする新会社「トーセイ・プロップテック株式会社」を設立することを決議いたしました。

　これら3つの事業を当社グループにおける不動産テック事業と位置づけ、独立した新会社による運営を行うことで、既存事業に縛られることなく戦略的かつ革新的な事業展開や領域拡大を目指します。またいずれの事業においても、マスリテール層の顧客に対して同時多面的にアプローチするためにマーケティングオートメーションをはじめとしたデジタル技術を積極的に活用することで、効果的で効率的な事業運営を図ってまいります。

　今後のスケジュールとしては、2023年7月の設立以降、各事業のシステム移行や、新たなシステムの構築、運用体制の整備等を進めてまいります。

　当社グループでは、時代の変化や社会の要請に応える企業であり続けるため、引き続きDXを活用したビジネスモデルの変革を進めるとともに、当社グループの事業基盤を支える組織、体制の強化や人材の育成に努め、あらゆる不動産シーンにおける新たな価値と感動を創造する企業としてさらなる成長を目指してまいります。