不動産市場・環境

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トーセイの主力事業を取り巻く市場環境をご説明します。

不動産再生事業

中古の不動産を取得し、設備改善やデザイン性向上、環境配慮型のリニューアルなどを施し「再生不動産」を販売する事業です。投資家などに1棟で売却する事業とマンションを戸別分譲販売する事業の2つのビジネスモデルがあります。

売買の市場環境

東京23区中古オフィス、中古賃貸マンションストック

東京には、膨大な数の中古ビル、中古マンションがあります。東京23区内におけるオフィスビル、マンションの1棟売買事業は引き続き高いポテンシャルを持つと考えられます。

東京の不動産ストック


    不動産売買市場

    2023年上期の国内不動産取引額は1.3兆円(前年同期比24.1%減)に留まりました。 取引件数は297件(同2.4%増加)と微増したものの、200億円以上の大型取引数が減少したことが主要因と考えられます。

    不動産の取引額の推移
    不動産取引額の推移グラフ

    首都圏中古マンション市場

    2023年1月~10月の成約戸数は前年同期比1.2%増の30,146戸となりました。

    首都圏中古マンション成約戸数推移
    中古マンション成約戸数の推移グラフchukomansion

    不動産開発事業

    トーセイの不動産開発事業はオフィスビルや分譲マンション、商業施設、戸建住宅、物流施設などの新築開発を行う事業です。

    首都圏分譲市場

    首都圏分譲マンション市場動向

    用地・建築費の高騰を背景にディベロッパーが供給を抑制していることから首都圏新築マンションの供給戸数は減少傾向となっています。2023年1月~11月の発売戸数は20,911戸(前年同期比12.2%減)となりました。

    首都圏分譲マンション発売戸数のグラフ
    首都圏の新築戸建着工件数

    2023年1月~10月の分譲戸建の新設住宅着工戸数は、前年同期比0.8%減の49,042戸となりました。

    首都圏新築戸建て着工件数のグラフ

     

    首都圏物流施設市場

    首都圏物流施設のストック・空室率

    2023年10月時点の賃貸物流施設ストックは過去最大の950万坪にまで拡大。 新規需要は底堅く推移しているものの、需要を上回る供給が続き、空室率は6.4%まで上昇しました。

    首都圏物流施設のストック・空室率のグラフ

    不動産賃貸事業

    利便性の高い東京都区部を中心にトーセイグループの保有するオフィスビルやマンションなどを賃貸し、安定的な収益を得る事業です。

    都心5区オフィスビル賃貸市場

    都都心5区のオフィスビルの空室率は足元若干の改善がみられ、平均賃料の下落ペースは減速しました。 オフィス回帰の動きにより需要は回復していますが、大量供給による賃料・空室率の悪化が懸念されています。

    都心5区 空室率と平均賃料の推移(年次)
    都心5区空室率と平均賃料のグラフ

    不動産ファンド・コンサルティング事業

    不動産ファンドの組成、アセットマネジメント業務に加え、コンサルティング事業や海外ネットワークを生かした売買・賃貸仲介を行う事業です。

    不動産ファンド市場

    2023年6月末時点の不動産ファンド市場規模は55.6兆円まで拡大。特に、私募ファンドは33.4兆円(私募REIT5.6兆円を含 む)と大幅に伸長しており、引き続き不動産ファンド市場は拡大傾向ににあります。

    私募ファンドとJ-REITの市場規模推移
    不動産ファンドの市場規模グラフ